Fiber (Effect)

Effectを実行したときに生成される実行単位

Effectを実行するたびにファイバーが生成される

特に並行してEffectを実行すると、それぞれに対応したファイバーが生成される

Effectの中断・待機・結果の取得などが可能

Fiber型

code:ts

Fiber<Success, Error>

Fiberの合成

Child Fiberのlifetime

4種類のfork方法がある

どれでforkするかで、lifecycleが変わる

子Fiberのライフサイクルは親に紐づく

つまり、親ファイバーが終了すると、子ファイバーも終了。

global scopeでのFork

親と無関係なデーモンファイバーを作成できる

つまり、グローバルスコープで実行され、アプリケーションが終了するまで継続される

code:ts

const parent = Effect.gen(function* () {

console.log("parent: started!")

yield* Effect.forkDaemon(daemon)

yield* Effect.sleep("3 seconds")

console.log("parent: finished!")

})

つまり、親とは独立だが、スコープが閉じられると終了する

特定スコープでのFork

つまり、より細かいライフサイクルの制御が可能

Fiberはいつ実行されるのか

例：遅延実行によって一部の値しか取得されない

code:ts

import { Effect, SubscriptionRef, Stream, Console } from "effect"

const program = Effect.gen(function* () {

const ref = yield* SubscriptionRef.make(0)

yield* ref.changes.pipe(

Stream.runDrain,

Effect.fork

)

yield* SubscriptionRef.set(ref, 1)

yield* SubscriptionRef.set(ref, 2)

})

Effect.runFork(program)

code:ts

const program = Effect.gen(function* () {

const ref = yield* SubscriptionRef.make(0)

yield* ref.changes.pipe(

Stream.runDrain,

Effect.fork

)

yield* Effect.sleep("100 millis") // Fiber起動を待つ

yield* SubscriptionRef.set(ref, 1)

yield* SubscriptionRef.set(ref, 2)

})

Effect.runFork(program)

/*

出力:

SubscriptionRef changed to 0

SubscriptionRef changed to 1

SubscriptionRef changed to 2

*/

NotebookLM.icon

Fiber.ts: Effectの軽量な実行単位であるFiberを扱うための型と関数を提供します。並行処理や中断などの制御に不可欠です。

FiberHandle.ts: 実行中のFiberへのハンドルを表す型を提供します。

FiberId.ts: Fiberの一意な識別子を表す型を提供します。

FiberMap.ts: Fiberをキーとするマップ構造を提供します。

FiberRef.ts: Fiberに紐付けられた不変な値を管理するための仕組みを提供します。ロギングやトレーシングのコンテキスト情報をFiberごとに保持するのに役立ちます。

FiberRefs.ts: FiberRefのコレクションを管理するための型を提供します。

FiberSet.ts: Fiberの集合を管理するための型を提供します。

FiberStatus.ts: Fiberの現在の状態（実行中、中断、完了など）を表す型を提供します。